JCDA対応?の養成講座を受講していると、カウンセリングの手法を「経験代謝をまわす」とか「自己概念の影を捉える」なんて教わります。私にはこれが馴染めなかった。講義の中でつかめなかった感覚を復習しようにも、テキストにも説明はなく、講義レジュメ冊子にしか出てこないので、ますます混乱。[こんな感じ]の図しか載ってないのだから。
今は、試験が終わって更に勉強を進めて「[なんとなく]こういうこと[かな]」というのを掴みつつあるが、あの頃は本当に難儀した。そんな私を救ってくれた本がこの「キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門」と「はじめてのカウンセリング入門-下-ほんものの傾聴を学ぶ」の2冊。
だいたい面接試験の15分ロープレでは、傾聴によって関係構築して、クライエントの主訴とキャリコンによる仮説(見立て)を整理するところ終わってしまうし、それができることを課せられている。だからロープレ中に「経験代謝はまわらない」し、まわそうと頑張らなくていい。この本によって、そんなようなことを掴めたと思います。
日々の実務にも活かせるところがたくさんある良書だと思います。手元にもって、何度でも読みたい本です。この本がアドラー心理学、認知行動療法、ゲシュタルト療法などをもっと詳しく知るキッカケになったと思います。
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