第12回キャリコン学科試験 ゆるい解説4

少な目の努力で、本試験を80点でキャリアコンサルタント試験に合格することが目的のページです。残業もあるし、家事や子育てもする。週末はできるだけ家族で過ごす。そんなことやってたら、1日1時間半くらいが限度です。




問31ー正答4

ロジャーズの中核三条件の問題ですね。絶対にまちがえたくない問題。養成講座テキストにもバッチリ載っているので、確認しておく。



問32ー正答3【むずかしい】

クライエント中心療法の章繰り返し読んでいれば、比較的容易に選択肢3が不適切だと言えると思います。選択肢1、2、4はむずかしいので、無視でいいと思います。



問33ー正答1

養成講座テキストのマイクロ技法の章に載っています。「はげまし」は「ガンバレー!」とクライエントを励ますのではなく、クライエントが話をしやすいようにはげますやつですね。かかわり行動とどう違うのか謎です。



問34ー正答2

常識的に解答できる問題ですが、養成講座テキストにはシステマティック・アプローチはあまり詳しい記載がないと思います。以下のサイトが参考になると思います。その1とその2です。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第8回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

―― システィマティック・アプローチ――キャリア・カウンセリングにやり方もいろいろあるが、古くから行われてきた最も代表的なアプローチが「システィマティック・アプローチ(systematic approach)」である。 システィマティック・アプローチに共通している流れは。カウンセラーとクライエントの間によい人間関係(ラポール、リレーション)を作り、、共同してカウンセリングの目標を定め、計画を立て、その計画を達成するための方策を定めてそれを実行し、最後に結果を評価し、クライエントのフォローアップを行うというプロセスをとる。このようなプロセスをとるカウンセリングには、アイビー(Ivey,A.E.)の「マイクロカウンセリング(microcounseling)、カーカフ(Carkhuff ,R.P)の「ヘルピング(helping)」、あるいはこれらの手法を統合的に取り込んだ国分康孝の「コーヒーカップ方式」などが広く使われている。 「システィマティック・アプローチ」は、これらの中で特に職業相談、進路相談、雇用相談、キャリア相談として使われてきたものである。ここではピューイ(Peauy,V.)の「雇用カウンセリングの体系的アプローチ」、を参考にしながら、まず、アプローチの流れを照会する。システィマティック・アプローチは、要約すれば、次のようなプロセスをとるのが普通である。① カウンセリングの開始 カウンセリング関係を樹立する。温かい雰囲気の中で、クライエントが安心して話のできる信頼関係を樹立する。② 問題の把握来談の目的、何が問題なのかを明確にする。問題にはクライエントの問題とカウンセラーが認識する問題が違う場合がある。それを両者が相互に共有し、確認する。 共有した問題の解決のためにカウンセラーとクライエントが行動する意思を確認する。③ 目標の設定解決すべき問題を吟味し、最終目標を決定する。そのプロセスは、まず、クライエントに悩みや阻害要因に気付かせる。次に具体的ないくつかの方策を選択し、それを一連の行動ステップに組み立てる。契約を結ぶことによってクライエントのコミットメントを確かにする。④ 方策の実行選択した方策を実行する。主な方策は、意志決定、学習、及び自己管理である。⑤ 結果の評価実行した方策とカウンセリング全体について結果を評価する。クライエントにとって方策は成功したか

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キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第9回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

―― システィマティック・アプローチ――前回はシスティマティック・アプローチの流れと、方策の実行について述べた。方策には「意志決定方策」、「学習方策」、「自己管理方策」がある。今回はこの3つ方策について要点を述べる。もともと選択とは意志決定の連続である。人間の行動には、まず何かをしようとする意思があることが前提になる。それに続いてそれをしたいという願望が起こる。願望があって初めて人は、努力の引き金を引き、行動に踏み出す決心をし、行動を開始する。また、意思決定方策は、つぎのような前提に立っている。① カウンセリング・プロセスの中でクライエントは、受動的でなく積極的な役割を果たすことができる。② 1つを選択することは、他を捨てることである。何を捨てるかは、何を選ぶかと同様に重要である。③ 意思決定には必ず不確実性を伴う。決定されたことは変わることがあるし、完璧性よりは可能性を重視すべきである。④ 意思決定のタイミングは、その内容と同様に重要である。意思決定は、カウンセリング・プロセスの中で人間関係を作る段階と意思決定する段階で特に重要となる。 人間関係確立の段階は、受容的、共感的理解、自己一致した立場に立って感情的ラポールの形成が重点となる。後半の意思決定段階では認知的・行動的理論に基づく積極技法が求められる。一般に、標準的な意思決定は、次のようなプロセスで行う。① 達成すべき目標と、それによってもたらされる利点を確認する。② 目標に至る行動計画(Action Plan)を検討する。③ その行動をとった場合のメリット、デメリット、必要な経費、実現可能性を検討する。④ 検討するための情報を収集、活用、専門家の意見、技術的援助を求める。⑤ 最終決定の前に、各選択肢のメリット、デメリットを比較検討する。⑥ 選択した行動の準備をする。その場合予想される危険や困難性にどう対処するか対策を用意する。意思決定のプロセスは、要約すると意思決定のための選択肢を並べる⇒選択肢を吟味する⇒選択肢の中から1つを選ぶ⇒選択肢を実行するために契約を結ぶというプロセスをとる。それを具体的に展開するときには、表頭に選択肢を並べ、表側にはカウンセリングの中から出されたメリット、デメリット、問題点などを並べた「比較評価表」を作ってやるのがよい。キャリア・カウンセリングは、一種の教育プロセスでもある。カウン

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問35ー正答4

養成講座テキストをあらためて見直すと、「傾聴」について詳しく書かれている章ってないんですね。もっとも、この問題はテキスト要らないですけど。



問36ー正答3

基礎的・汎用的能力は大事なので、以下のページの範囲でいいので、良く理解しておく。

キャリア教育における「基礎的・汎用的能力」(兵庫県教育委員会のHP)PDF



問37ー正答3

知識として知らなくても、だいたいこういう問題は「可能性を否定する選択肢は不適切」の原則(?)にしたがって、正答が導き出せるかと。以下、直接的には問題と関係ないが、概要を掴むのにちょうどいいページ。



問38ー正答4

養成講座テキストに載っている「方策の実行支援」と、よく出題される木村周先生のシステマティック・アプローチにおける「方策の実行」支援とでは内容が異なるので、養成講座テキストは試験対策の意味でこのテーマについては役に立たないと思います。とはいえ「キャリアコンサルティング理論と実際」を購入するほどでもないかと。数回分の過去問を解く過程でセンスを磨く程度の勉強で十分だと思います。



問39ー正答3
問40ー正答2

問39の正答選択肢3の記述自体は、上記問34で引用したページのシステマティック・アプローチの中の「① カウンセリングの開始」にある。問40は「(2)目標設定のステップ」の「ステップ2」に。これらの問題も、上記システマティック・アプローチの内容を押さえつつ、各回の過去問を繰り返し練習する過程で身につくセンスで対応したい。







問30までの奇問、難問のオンパレードから一転、問31以降は、常識的な判断で回答できる問題ばかりになります。木村周先生のシステマティック・アプローチの内容を把握して、対処したいです。


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