第12回キャリアコンサルタント学科試験 ゆるい解説1

どうも、ソマモトマサヒロです! 少な目の努力によって、キャリアコンサルタント学科試験で80点取るのがコンセプトのブログをやってます!




問1ー正答4【ややむずかしい】

労働経済の分析からの出題が今までにない出題箇所からだと、もうお手上げです。勘で答えて、ハズレても構わないと思います。一応、出題箇所を本文で確認しておきましょうか。選択肢1→P.235、選択肢2→P.237、選択肢3→P.246、選択肢4→P.249。

選択肢4の「勤め先を選んだ理由」の1〜3位は「自分の技能・能力が活かせる」「仕事の内容・職種に満足がいく」「労働条件(賃金以外)がよい」となっている一方、「会社に将来性があるから」は7番目。

出題とは関係ありませんが、P.250「転職準備活動の状況」で「何もしてない」60%、「資格、知識等を取得するため、学校や通信教育等で勉強した等」や「産業・職業に関する情報等の収集をした」が相対的に高い一方で、「キャリアコンサルティングを受けた」が5%未満と、ずいぶんとおサムイ状況。



問2ー正答1【むずかしい】

「外国人雇用状況の届出状況まとめ」からははじめてですが、外国人労働者を巡っては、受け入れ拡大を目的とした新在留資格「特定技能」を盛り込んだ改正出入国管理法が4月から施行され、タイムリーな話題。文脈的に、できたら正答したいところです。出典元を確認するのに、本文も10ページだけで、グラフが多くて見やすいので一通り目を通しても3分位ですみます。選択肢の部分を中心にグラフで順位等を確認すると良い。



問3ー正答3

出典元を見なくても、文脈的に判断できる問題かと思います。一応対応のリンクを張ります。こういうとき、私ソマモトは【概要版が好き】です。手っ取り早く全体像をつかみたいので。



問4ー正答2

能力開発基本調査はここんところ、毎回(?)出題されてますね。ほぼほぼ似たようなテーマで出題されているので、各回の過去問で内容を確認して正答できるようになれば、本試験でも点が取れるのでは無いでしょうか。一応、選択肢の出題箇所を挙げておきます。選択肢1→図38、選択肢2→図35、選択肢3→図37、選択肢4→図43。

この手の出題を見るたびに、国が「円滑な労働移動」を旗振りし、それをサポートするべく多くのキャリアコンサルタントが養成されているにも関わらず、労働者なのか企業なのか、「笛吹けども踊らず」で複雑な気分になります。このままでいいのかい?



問5ー正答4

これは簡単でしたね。一応、倫理綱領を貼っておきます。




問6ー正答1【ややむずかしい】

職業的適合性の構造は過去にも出題されてたとは思いますが、養成講座テキストにも掲載がないし、対応が難しいと思います。すると頼りたくなるのが「新版キャリアの心理学」や「キャリアコンサルティングの理論と実際」などの市販本ですが、これらを「今、ここ」で買う必要性は高くないと思います。参考ページをどうぞ。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第4回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

キャリア・ガイダンスの6分野(第2回)で示したとおり、キャリア・ガイダンス、コンサルテイングの柱の一つは、「クライエント自身が、自分自身を理解するよう支援すること」である。クライエント自身が、自分が何が得意で、興味は何か、自分の大切なものは何か、自分はいまどんな状況に置かれているのかなどを知らなければ、ガイダンスやコンサルテイングは始まらない。 では、自己理解そのものは元来どんな特徴を持っているのであろうか考えてみよう。要約するとそれは、下記のような特徴を持っている。① 自己理解は、自分自身を分析し、さらにそれを統合するというプロセスをとる。 ここで分析とは、自分をいくつかの視点、例えば適性、興味、価値観などの視点から見つめ視点ごとに観察された自分の特徴を描写することである。 一方、統合とは、分析された自分の特徴をもう一度全体としてまとめて描写することである。それによって、それまで漠然としていた自分の映像が明らかになり、自分の言葉で自分を説明することができるようになる。② 自分を描写する言葉や内容は、客観的でなければならない。 客観的とは、自分を描写する言葉や内容が、他人にも自分と同じように理解してもらえることである。要するに、自分にしか通じない言葉や内容ではならない。③ 自己理解は、自分の個性について知るだけではなく、自分と環境との関係、自分の置かれた環境との関係における自分を知ることである。家庭、学校、企業、組織、地域社会の中で自分はどんな人間なのかを知ることでもある。 環境の理解が自己理解を進め、一方自己理解が環境の理解を進める。④ 自己理解は、人生の節目節目に、幅広く継続的に行わなければならない。 個人は家庭生活、学校教育、企業など働く世界、異動、転職、地域社会など人生を通じてキャリアを形成する。 その間自己とキャリアの関係は絶えず変化し、選択を迫られる。そのたびに自己理解が必要になる。 自己理解はどんな内容なのか。最も古く職業との関係で人の特徴を概念化したのはスーパー(Super,D.E)である。彼は「人と職業との関係のふさわしさを規定する条件」として「職業的適合性」という概念を示しその構造を提起した(図表)。今日でも自己理解の内容はこれが基本であり、各項目ごとにそれを調べるテスト、評価の視点、評価法などの手法が開発され現在に至っている。しかし、スーパーの

shokugyo-kyokai.or.jp

「新版キャリアの心理学」や「キャリアコンサルティングの理論と実際」はとても良い本だと思います。でも国家資格キャリアコンサルタントの試験対応としては、養成講座テキストをフル活用した方が、勉強がしやすいと思います。



問7ー正答3【ややむずかしい】

今までに、ここまでガッツリとキャリア・アンカーを回答させる問題はなかったように思います。それゆえに対応が難しかった。養成講座テキストのシャインの章にまとまっている8つのキャリア・アンカーを確認しておきましょう。



問8ー正答2
問9ー正答3
問10ー正答4

養成講座テキストレベルの出題で答えやすい問題。それぞれホール、ホランド、サビカスの章で復習出来ます。問8は、4つの選択肢のうち選択肢2が仲間外れで、内容的に「キャリアの主観的側面を重視」している。




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