第10回キャリコン学科試験 ゆるい解説5

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問41ー正答4

文脈的に判断できる問題。出展元になっている厚生労働省のパンフレットを見てもいいのですが、あんまり出題されないので、対策する気にならないですね。厚労省が提唱する仕組みの概要について簡単に見ておきましょうか。



問42ー正答3

問43ー正答3

問42は、キャリアコンサルタント倫理綱領に「相談者の自己決定権の尊重」の条項があり、キャリアコンサルタントがクライエントとの関係で主体的に指示をするような記述はあり得ない...と、堅苦しく考えるまでもなく、何となく仲間はずれを探せば、正答できる問題。問43も同じく、常識的に考えて回答できる。以下のサイトは、出展元の記述。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第9回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

―― システィマティック・アプローチ――前回はシスティマティック・アプローチの流れと、方策の実行について述べた。方策には「意志決定方策」、「学習方策」、「自己管理方策」がある。今回はこの3つ方策について要点を述べる。もともと選択とは意志決定の連続である。人間の行動には、まず何かをしようとする意思があることが前提になる。それに続いてそれをしたいという願望が起こる。願望があって初めて人は、努力の引き金を引き、行動に踏み出す決心をし、行動を開始する。また、意思決定方策は、つぎのような前提に立っている。① カウンセリング・プロセスの中でクライエントは、受動的でなく積極的な役割を果たすことができる。② 1つを選択することは、他を捨てることである。何を捨てるかは、何を選ぶかと同様に重要である。③ 意思決定には必ず不確実性を伴う。決定されたことは変わることがあるし、完璧性よりは可能性を重視すべきである。④ 意思決定のタイミングは、その内容と同様に重要である。意思決定は、カウンセリング・プロセスの中で人間関係を作る段階と意思決定する段階で特に重要となる。 人間関係確立の段階は、受容的、共感的理解、自己一致した立場に立って感情的ラポールの形成が重点となる。後半の意思決定段階では認知的・行動的理論に基づく積極技法が求められる。一般に、標準的な意思決定は、次のようなプロセスで行う。① 達成すべき目標と、それによってもたらされる利点を確認する。② 目標に至る行動計画(Action Plan)を検討する。③ その行動をとった場合のメリット、デメリット、必要な経費、実現可能性を検討する。④ 検討するための情報を収集、活用、専門家の意見、技術的援助を求める。⑤ 最終決定の前に、各選択肢のメリット、デメリットを比較検討する。⑥ 選択した行動の準備をする。その場合予想される危険や困難性にどう対処するか対策を用意する。意思決定のプロセスは、要約すると意思決定のための選択肢を並べる⇒選択肢を吟味する⇒選択肢の中から1つを選ぶ⇒選択肢を実行するために契約を結ぶというプロセスをとる。それを具体的に展開するときには、表頭に選択肢を並べ、表側にはカウンセリングの中から出されたメリット、デメリット、問題点などを並べた「比較評価表」を作ってやるのがよい。キャリア・カウンセリングは、一種の教育プロセスでもある。カウン

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このサイトすごいです。「キャリアコンサルティングの理論と実際」は買わなくても、この一般財団法人日本職業協会ホームページの「職業に関する情報・資料等」の下の方の「②職業・雇用に関する情報等」に載っている、木村周先生の執筆ページだけ繰り返し確認すればOKだと思います。



問44ー正答1【ややむずかしい】

各回の過去問を繰り返し解く過程で身につくセンスで対応したいところです。選択肢2~4はアセスメントツールについての学習が進めば不適切であることが容易に判断できると思います。以下は選択肢1の参考ページ。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第4回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

キャリア・ガイダンスの6分野(第2回)で示したとおり、キャリア・ガイダンス、コンサルテイングの柱の一つは、「クライエント自身が、自分自身を理解するよう支援すること」である。クライエント自身が、自分が何が得意で、興味は何か、自分の大切なものは何か、自分はいまどんな状況に置かれているのかなどを知らなければ、ガイダンスやコンサルテイングは始まらない。 では、自己理解そのものは元来どんな特徴を持っているのであろうか考えてみよう。要約するとそれは、下記のような特徴を持っている。① 自己理解は、自分自身を分析し、さらにそれを統合するというプロセスをとる。 ここで分析とは、自分をいくつかの視点、例えば適性、興味、価値観などの視点から見つめ視点ごとに観察された自分の特徴を描写することである。 一方、統合とは、分析された自分の特徴をもう一度全体としてまとめて描写することである。それによって、それまで漠然としていた自分の映像が明らかになり、自分の言葉で自分を説明することができるようになる。② 自分を描写する言葉や内容は、客観的でなければならない。 客観的とは、自分を描写する言葉や内容が、他人にも自分と同じように理解してもらえることである。要するに、自分にしか通じない言葉や内容ではならない。③ 自己理解は、自分の個性について知るだけではなく、自分と環境との関係、自分の置かれた環境との関係における自分を知ることである。家庭、学校、企業、組織、地域社会の中で自分はどんな人間なのかを知ることでもある。 環境の理解が自己理解を進め、一方自己理解が環境の理解を進める。④ 自己理解は、人生の節目節目に、幅広く継続的に行わなければならない。 個人は家庭生活、学校教育、企業など働く世界、異動、転職、地域社会など人生を通じてキャリアを形成する。 その間自己とキャリアの関係は絶えず変化し、選択を迫られる。そのたびに自己理解が必要になる。 自己理解はどんな内容なのか。最も古く職業との関係で人の特徴を概念化したのはスーパー(Super,D.E)である。彼は「人と職業との関係のふさわしさを規定する条件」として「職業的適合性」という概念を示しその構造を提起した(図表)。今日でも自己理解の内容はこれが基本であり、各項目ごとにそれを調べるテスト、評価の視点、評価法などの手法が開発され現在に至っている。しかし、スーパーの

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問45ー正答4

常識力で対応。


問46ー正答1

この辺の問題番号においては、適切な選択肢の文章をそのまま検索するとだいたい日本職業協会のホームページがヒットします。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第6回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

「キャリア・ガイダンスの6分野」(第2回)の2番目は「職業理解」である。 今回は職業理解の意義、内容について述べる。職業とは、「生計維持のために、何らかの報酬を得ることを目的とする継続的な人間関係」あるいは「一定の社会的分担もしくは、社会的役割の継続的遂行」と定義されている。キャリアという概念は、人生、生きるなど職業より広い概念である。社会には約3万ほど職業が存在している。それが一定のかたまりを持っているが、そのかたまりが「職業分類」である。厚生労働省職業分類によれば、大分類(サービスの職業など9分類)、中分類(飲食物調理の職業など80分類)、小分類(調理人など379職業)、細分類(日本料理調理人など2,167分類)に構成されている。 なお、10年に一度国勢調査結果により日本標準職業分類の改定に合わせて変更されるので注意が必要である。職業情報の内容は、学術的には14項目程度に分けられることが多いが、実際の活用では、代表的な職業情報は「職業ハンドブック」である。そこでは下記の情報内容が基本とされている。① どんな職業か② この職業にはどんな人たちが就いているか③ この職業に就くためにはどうしたらいいか④ この職業のこれまでの歩みとこれからの展望⑤ この職業の主な労働条件⑥ この職業についての問い合わせ先、関係団体「職業ハンドブック」では、これらの職業情報が客観的なデータに基づき、図表を含めて解説され、若年者向き「OHBY」、CD-ROM版、同パソコン版などにより、上記6情報が効率的に提供される。産業とは、「事業所において、社会的な分業として行われる財貨およびサービスの提供にかかわるすべての経済活動」である。すなわち、産業とは、一定の場所(事業所)で行われる経済活動であって、職業が仕事を通じた人間活動であるのと対比される。日本産業分類では、大分類(製造業など14分類)、中分類(食料品・たばこ製造業など96分類)、小分類(畜産食料品製造業など452分類)、細分類(肉製品製造業など1,262分類)に分類されている。キャリア・ガイダンスやコンサルティングとの関連で言えば、最終的には、キャリアすなわち職業を選ぶわけだが、産業から入って、産業を限定して選択することは日常的に大いにあることである。キャリア・ガイダンスやコンサルティングにおいて、職業や産業を検討したら、最終的に選択す

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問47ー正答1

問48ー正答4

常識的に選べば正解できる問題。過去問を繰り返し解く過程でセンスを身につけたい。


問49ー正答1

メンタルヘルスの病名と症状を何となく勉強しておいたら、人生のうえでも少しは役に立つと思うんです。以下、厚労省のホームページですが、うつ病の他、選択肢1の統合失調症、パニック障害・不安障害、発達障害、適応障害、双極性障害、強迫性障害あたりは、これまでに出題があったので押さえておくといいかと思います。



問50ー正答2【ややむずかしい】

知らないと答えられない問題。知識として、選択肢の範囲で入れておきましょうか。答えは全部パンフレットに載っているみたいですね(以下は、最新版なので数字が微妙に違いますが)。





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