第10回キャリコン学科試験 ゆるい解説4


問31ー正答3

常識力、NGワードで対応できる問題。出典元を探してみましたが、見つけられませんでした。過去問を繰り返して身につくセンスで対応したい。



問32ー正答1【ややむずかしい】

第9回以降、12回まで連続している人名、用語の結びつけを問う出題パターン。大嫌いです。出来なくてもいいんじゃないでしょうか。一応、以下に養成講座テキストに記載が少ない論点のリンクを挙げておきます。

キャリア・カウンセリング、ガイダンス そしてコンサルティングへ 第10回 | 職業・雇用関係情報等 | 一般財団法人 日本職業協会

―― 包括的・折衷的カウンセリング――カウンセリングには感情的、認知的、行動的、発達的アプローチがあることはすでに述べた(本連載第3回参照)。キャリア・カウンセリングもカウンセリングである以上、カウンセリング一般に必要な手法・スキルを持っていなければならないことは当然である。そのうえで、キャリア・カウンセリングは、感情的、認知的、行動的、発達的アプローチのすべてを取り入れた「包括的・折衷的アプローチ」をとる。今回は、今日わが国で広く使われているいくつかの「包括的・折衷的カウンセリング・モデル」のいくつかを紹介しよう。これらのカウンセリングは、キャリア・カウンセリングそのものか、直接関連するアプローチであると私は考える。1990年代にアイビイ(Ivey, A. E)とその共同研究者によって開発されたカウンセリング手法である。カウンセリング・プロセスにおいて使用されるいくつかの手法を統合してカウンセリングの「メタモデル」として定着した。アイビイは、いろいろなカウンセリングに関わるうちに、多くのカウンセリングに一貫してみられる共通のパターンがあることに気づき、それを「技法」と命名し、「マイクロ技法の階層表」にまとめた。(1)かかわり行動クライエントの話を「聴く」こと。この技法はカウンセリングの基本であり、クライエントとのコミュニケーションの成立に必須なもので、クライエントを励ますことになる。 具体的技法は、視線の合わせ方、体位のとり方、声の調子、非言語的はげましなどである。(2)かかわり技法言語レベルの傾聴法である。クライエントの枠組みに沿ったものでなければならない。 具体的技法としては開かれた質問、閉ざされた質問、はげまし、いいかえ、要約、感情の反映、意味の反映などである。(3)積極技法能動的にかかわりながら、相手の問題解決を促す技法である。 指示、論理的帰結、解釈、自己開示、情報提供、説明、教示、フィードバック、カウンセラーの発言の要約、焦点のあてかた、対決(矛盾、不一致)などである。(4)技法の統合いろいろな技法を組み合わせて適切に用い、コミュニケーションをスムーズにしながら問題を解決するほうへ持って行く。 具体的技法としては、ラポール、問題の評価、目標の設定、目標に対する方策の設定、方策の実行を順次すすめる。「マイクロ技法の階層表」は次の通りである。1960年代以

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問33ー正答3

常識的なアプローチで対応可能だと思います。出典元は以下の有名なやつ。P.3〜5のあたりの記述をまとめ直しています。サイズがでかく読み込みに時間がかかるので、確認の必要はないと思います。

JILPT資料No.165「職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査 」



問34ー正答3

フロイトの防衛機制の問題。実務では使わないから、私は嫌いです。養成講座テキストの(キャリアではない方の)カウンセリングに関する諸理論の「精神分析」の章に掲載があります。



問35ー正答4

正解選択肢4は養成講座テキストにはない表現方法なので、選択に迷います。ロジャーズの中核三条件を理解しようと努めていれば、選択肢1〜3ではないと判断できると思います。養成講座テキストのロジャーズの理論の章を確認しておきましょう。



問36ー正答2【むずかしい】

この問題自体は初見で出来なくても仕方ないと思います。キャリアコンサルタントとして必要な知識をキャッチアップしていくためにも、合格後も毎回、出題をチェックしないといけませんね...という気持ちにさせられる問題です。

このテーマに関して上手にまとめてくれているサイトを見つけました。子どもたちの「学び」をこんな感じで変えていきますってことですね。



問37ー正答1
問38ー正答2
問39ー正答3

常識的に、まぁこうなりますよね。問38、39の出典を探してみましたが、見つかりませんでした。



問40ー正答2【むずかしい】

養成講座テキストの記述だけでは対応できない問題。意思決定の理論の章を理解しておくことで、かろうじて選択肢2がジェラットではない(ヒルトン)という答えを出せる。この問題の答えの範囲でジェラットの理論を補完しておきましょうか。






第10回は30番台の問題にも考えさせられる問題がチョイチョイありますね。


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