実技(面接)試験に向けてのケース研究を受験前にメモしたものです。
【ケース1】本田美咲22歳
[検討したいこと]
- 興味がもてない、気が進まない...から、研究室やバイト先の人間関係など悩み事はないか? ロールプレイ上は考えられないが、うつ病などリファーの可能性を検討。
- 興味が持てないのは生命科学系での研究などの仕事内容なのか、家庭、経済面、恋人など他に相談者が大切にしたいと思っていることはあるのか。
- 興味が持てないのは「研究」なのか「生命科学系」全般なのか。
- 研究関連以外に、生命科学系で学んだことを活かせそうな仕事を検討したことはあるのか。学科の先輩などの就職先を検討したことは?
- なぜ生命科学系を専攻しようと思ったのか~大学で勉強する中で、自分自身で成長できたと思うこと。
[具体的展開の案]
- VRT職業興味検査の実施
- ジョブカード様式1-2キャリアプランシートの作成
- 研究補助で1~2年働きながら、次年度以降に就職活動を行う可能性
- 大学のキャリアセンターに来ている募集企業から興味の持てるものはないか
【ケース2】井上聡32歳
[検討したいこと]
- なぜプロジェクト管理の仕事を「向いてない」と感じるのか。そのように思ったきっかけとなる出来事に何があるのか
- 「更に仕事を頑張る」とはどのようなことか。仕事を頑張ることが相談者や婚約者の幸せになるのか
- プロジェクト管理の仕事についたらどのような働き方になるのか。相談者はどのように考えているのか。会社からの期待は。
- 社内のキャリアコーンをどのように進んでいきたいと考えるのか。
- 相談者の状況からは、今後の働き方を含めて民間の相談機関に相談するような状況が想像しにくいが、相談者は何をそれほど心配しているのか
[具体的展開の案]
- ジョブカード様式1-1と様式2を作成するなかで、相談者のキャリアアンカーを探りながら、相談者のキャリア・プランを検討する
- プロジェクト管理者としての働き方を具体的にイメージする
- 子どもが生まれた後の生活について、婚約者の方と話し合うことを検討する
【ケース3】佐川優香34歳
[検討したいこと]
- 子どもを作ることと、今の仕事を続けることは両立しないのか。
- 本当に子どもを作りたいと思っているのか。他者からのプレッシャーが言わせてないか。
- もし配偶者が転勤しなかったら、どのようなライフプランを描いていたのか
- 「勿体ない」と引き止められて迷うとは、どのように感じているのか。現在の仕事のやりがいや、今後の目標など。
- 「別居」ではなく「単身赴任」としているのは、持ち家なのか。
- 配偶者とはどのような話をしているのか。
- 働き方を変えて、働き続けることは可能なのか。辞めなければならない思い込みはないか
[具体的展開として]
- 相談者と同じような立場の先輩(ロールモデル)の存在から、今後のライフプランの検討
- 会社を辞めること、辞めないことのメリット、デメリットをまとめる
- 配偶者、職場の上司とのコミュニケーションを点検
【ケース4】山本進55歳
[検討したいこと]
- 先が見えているとはどのような状態なのか。何年も仕事が面白くないとは、どういう状態なのか。
- 60歳の過渡期を迎えるにあたって、これからのライフロールをどのように考えていきたいのか。
- 収入などのライフプランをどのように考えていくのか。
- なぜ妻は早期退職に反対しているのだろうか。
[具体的展開の案]
- これまでの職業人生を振り返りつつ、ライフテーマを明らかにしていく
- ジョブカードの職務経歴シートを作成。
- これからの生き方として、仕事を充実させるのか、仕事以外の市民、親の子供、家庭人としての生き方で充実を図るのかを検討。
【ケース5】太田陽子49歳
[検討したいこと]
- どんなサポートができるか。直接的に手伝う以外のサポートの道はありそうか。
- 妻として夫を「支えるべき」となっていないだろうか。
- 書店の仕事のどんなところにやりがいを感じているのか
- 社員になった時に、現在の仕事から働き方を変えずに勤めることは可能なのか。社員への登用後の働き方で「こんなはずではなかった」と思うようなことがないためには何を確認したらいいのか。
- 旦那さんは店を手伝って貰えば、奥さんが社員で働いた時に得られる収入がなくなることについてどう考えているのか。
- 書店の仕事を続けながら、蕎麦屋を手伝う方向性は考えられるのか。
[具体的展開の案]
- 書店の仕事のやりがいと、将来性、実現したいこと、出来ること。
- 蕎麦屋を手伝うことのやりがいと、将来性、実現したいこと、出来ること。それぞれ比較する。
- 太田さん自身がどう生きたいのか、ライフテーマの再検討
以下、6/30の試験終了後の感想。
指示に従って、試験室に入って説明を受けると、質問などするまもなく始まる。想定してなくて、慌ててしまい、椅子の位置などクライエントに確認し忘れてしまった。
クライエントの抱える問題を明らかにするために過去に遡って経験を話してもらったが、なかなか問題点が見えて来ず、20分の持ち時間では全然足りなかった。
上記の事前の準備はたぶん、役に立ったも思う。これ以上の準備をしても、覚えてられないし、当日のライブ感には不要かなとは思う。
ただ、なによりも信頼構築の面で、シナリオがあるにせよ、心が通じ合うような感覚が持てず。熟練レベルは甘くないと痛感した。
合格発表は2ヶ月後。確信が持てない不安な日が続く。
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