第13回キャリコン学科試験 ゆるい解説3

少なめの努力によって80点で合格を目指す学科試験解説のページ。


問21ー正答3

知らないと判断に難しい問題。過去問をやり込んでいれば、出産育児、介護以外が仲間ハズレだと判断できる。
この問題は、選択肢の範囲で勉強しておけば良いと思います。子の看護休暇と介護休暇については、厚労省のガイドブックP.4に概要が掲載されています。

育児・介護休業制度ガイドブック(厚生労働省)pdf

妊産婦の通院休暇はリンクするのに適当なページがありませんが「妊産婦の通院休暇」で検索すると「●週までは●日」といった記述があるページを確認できます。



問22ー正答2

社会情勢から素直に、選択肢2「求職者が増加している」が不適切だと回答できれば、正答を導き出せると思います。とはいえ3と4は判断に迷う選択肢だと思います。復習は、これらの選択肢の出典元を確認しておく程度の勉強でいいと思います。




問23ー正答1【ややむずかしい】

雇用均等基本調査からは、たぶん初めての出題。各回の過去問を繰り返すなかでセンスが身についていれば、選択肢B、Dが考えにくい=不適切であると判断できると思います。これも出題の範囲で出典元を確認し、知識を深めていきましょう。

いずれも印刷用PDFの「概要 全体版」の書類に振られているページ番号。選択肢1〜P.1、2と3〜P.2、4〜P.4。




問24ー正答2【むずかしい】

雇用動向調査からの出題もたぶん初めてで、すべての選択肢が判断に迷い、難しい問題だと思います。誤解を恐れずに言えば、統計調査は「結論先にあり」な感があります。つまり雇用労働情勢の全体的な流れを掴んでおき、それに沿った選択肢を選べばよいです。もっとも、それが難しいのですが。

選択肢1は全体的な雇用情勢で言えば、入職>離職。2は転職後の賃金は減るイメージもあるが、雇用状況の好況により増加。3は金融保険業で限れば、メガバンクや保険会社でAI化で人員削減のニュースもあり離職>入職。4は育児中が多い年代なので、働く人は増えているがパートタイムが現状。こんなようなことを出題元の資料で確認しておきましょう。

いずれも、リンクページ下方にある、印刷用PDFファイルのダウンロード>概況全体版の書類に振られているページ番号。選択肢1〜P.6、2〜P.16、3〜P.21、4〜P.13。




問25ー正答2

間接差別って何?で、判断に迷うと思いますが、4つの選択肢のパターンから2が誤っていると判断できます。1、3は法律の主旨を後押しするような内容、4は迷いますが、ポジティブアクションはOK。
以下のリンクをサラッとおさらいして、知識を深めておきましょう。




問26ー正答2【ややむずかしい】

問17くらいから28くらいまでは、知ってないとできない問題が多いので、半分正答できれば、まあOKじゃないでしょうか。
この問題はなかなかの難易度ですが、65歳以上人口増加の情勢を考えるなら、予防医療の普及で認定者数が横ばいになることは考えにくいので、選択肢2が誤りだと判断できるかもしれません。
この問題の復習は、選択肢の記述の範囲でやればいいと思います。選択肢1、3は一つ目のリンク、選択肢2は真ん中のpdfへのリンク、選択肢4は3つ目のリンクを参照。


問27ー正答2【むずかしい】

このような出題のされ方は、これまた初めてで、どの選択肢も過去問中心の勉強では判断がつかないのではないでしょうか。選択肢2の「付与された日から6月以内に」と「3日」で違和感が大きいことを手がかりに正解できるかもしれないと思います。捨て問でいいと思います。一応、出題の記述の範囲で覚えておけばいいと思います。
選択肢2については以下を参照。
選択肢4は、これまでの「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」だったものが、2020年4月に「短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善・・・」に変わって、適用される範囲が広がることになったって話。以下のページがわかりやすく、知識として押さえておいても損はないかと。


問28ー正答3【ややむずかしい】

第8回くらいから続く出題形式。心理療法、カウンセリング理論に関する浅く広い知識を問うこの形式は、個人的にあまり好きではありません。

選択肢1は判断しづらいが、森田療法の絶対臥褥が混じっている。選択肢2、4は比較的容易に判別できて、2は「いま、ここ」がゲシュタルト療法、4の論理療法はA.エリスで、ここに入るのは「交流分析」。消去法で3を選べます。ですが「成長への意志」はまぁそうなんだけど、モヤモヤします。各回の出題文をなぞって復習する程度で良いかと思います。



問29-正答4

ベーシック(非構成的)エンカウンターグループはプログラムを準備せずに行われるということを知っていれば、積極法で解答できる。以下のサイトはこの問題に対して、わかりやすくまとまっています。

encounter8

4 構成的グループエンカウンター 【 1】非構成的グループエンカウンター  数日間,寝食を共にして話し合いやその他の方法でコミュニケーションを行います。特に決め られたエクササイズや場面はなしで行われるので「非構成的グループエンカウンター」と呼ばれ ます。この方法だと沈黙が何時間も続くことがあります。  「エンカウンターとは何か」(國分康孝ほか共著:図書文化社)のなかで國分氏はロジャーズの流 れをくむ「ベーシックエンカウンター」で「どうぞ,ご自由に」式のフリートーキング風のものと述べて います。そして,「ベーシックエンカウンター」と「構成的グループエンカウンター」には基本的に共 通するものがあるとし,それは(1)実存主義を基調とし,(2)メンバー相互の自己開示がグルー プ体験の内容になっているという点であり,両者の違いは「構成的」かどうかにあると述べています。 【 2】構成的グループエンカウンター  グループに条件を設定し(枠を与え)てエンカウンターを行っていきます。条件(枠)はエクサ サイズ(課題の活動)の内容やプレーをするときの約束,グループの人数や構成員,グループ 内のルール,時間です。  条件(枠)を与えるのは(1)心的外傷の予防,(2)自己開示の促進,(3)現実原則の学習, という3つの意図があります。この意図したことをもとに,エンカウンター(ホンネの交流,心と 心のふれあい)をしていくことを「構成的グループエンカウンター」と呼んでいます。  教師のねらいに応じたエクササイズを選択でき,教師がリーダとして実施していくことができ るので,学校現場に向いている活動と言えます。注意点として「構成的グループエンカウン ター」の場合,その場にいるグループを大事にしてエンカウンターを実行していくので,リーダー の柔軟性やいろいろな場に応じた訓練が必要です。 ★エクササイズ例(動画:メディアプレイヤーで見ることができます。)   「トラスト・ウォール」 【 3】ホンネの交流  自分の感じていること,考えていること,自分がしたいこと,自分がしてもらいたいことなどを 自分の言葉に嘘がなく伝えあうことを言います。  現在社会では心が傷つくことを嫌い,表面上の付き合いしかしなくなっていることが多く,その ために,自分で自分がわからなくなっています。この

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問30-正答2

まいどロジャーズや来談者中心療法からの出題は難しく、できないことの方が多いくらい。とはいえ、今回は選択肢2の「感情的な側面よりも、知的な側面を重視」がありえない一方、他の選択肢は養成講座テキストの記述と照らし合わせて違和感がないので、比較的容易に回答できたかとは思います。なお、ワードを色々工夫して検索しましたが、出典元を突き止められず。


まいど20番台は難しい問題が多くて、受験中に不安のどん底に叩き落されるかようです。「たまたま正解」も含めて、半分取れればいいんですよ。

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