第9回キャリアコンサルタント学科試験 ゆるい解説1

養成講座を受講した人は、過去問の復習にテキストを使わないのはもったいない。できるだけテキストを使って勉強するのがコンセプトのキャリアコンサルタント学科試験を解説するページです。

とはいえ、効用と限界という現実もあり、Webページを見たほうがわかりやすいものは、そっちを紹介しています。




問1ー正答2

難しくて正答できないことも多い問1ですが、この回のは常識&文脈的に簡単でした。常識的に判断できる選択肢2が正答。選択肢1も常識で処理。選択肢3は以下のPDFの146ページから誤りだと判断できるが、マニアックすぎるので、「ふーん」な程度に。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/16/dl/16-1-3_02.pdf


選択肢4はよく見る出題なので、傾向を掴んでおきたい。平成29年度能力開発基本調査PDFの46ページの図72はしっかり抑えておきたい。


その他、能力開発基本調査から、よく出題されているような気がします。全部読む必要はないけど、この資料の表紙にある[調査結果のポイント]の他、PDF内を「問題点」で検索して、ヒットした図に含まれる順位を勉強するといいかも。

P22の「図37 キャリアコンサルティングを行うしくみがある事業所(産業・規模別)」の上位の産業、P24「図41 キャリアコンサルティングを行う上での問題点の内訳」、P34「図56 職業能力評価に係る取組の問題点の内訳」は、過去に出題された記憶があります(キャリアコンサルティング技能検定を含む)。



問2ー正答3

文脈で考えれば必然的に選択肢3に。



問3ー正答2

問題文が「「平成28 年度能力開発基本調査」(厚生労働省)で示された...」となっているが平成29年度の誤りだと思われる。ただ出典を確認しなくとも、各回の過去問を繰り返し解いていくうちに導けるようになると思う。選択肢1はキャリアコンサルティングを否定するようなことは不適当。選択肢3、4は流石に無いな...選択肢2だけが、あり得る感じ。

出典?の平成29年度能力開発基本調査を確認すると...

選択肢1を示すような設問は存在せず。選択肢3、4はP.48の図76「キャリアコンサルティングが役立ったことの内訳」で確認できる。


ちなみに平成28 年度能力開発基本調査からは、私の記憶によれば以下の表から出題例があるので、完璧に覚えなくても、「へぇ〜」くらいに確認しておきたい。

図3-4 能力開発の責任主体/図5-6 職業能力評価の処遇への関連づけ

図7-8 重視する教育訓練対象者の範囲/図9-10 重視する教育訓練

図13−14 OFF-JT及び自己啓発支援費用の実績等 過去・今後3年間

図31 人材育成に関する問題点の内訳

図35 キャリアコンサルティングを行う目的

図37 キャリアコンサルティングを行う上での問題点の内訳

図39 キャリアコンサルティングを行っていない理由



問4ー正答4
問5ー正答1

必然的にこうなるかと。



問6ー正答2

養成講座テキストの「動機づけ理論」に載っている。衛生要因と動機づけ要因を、だいたいで理解しておく(要因を一つずつ覚える必要はない)。



問7ー正答3【むずかしすぎ】

サビカスは、出題頻度が高いキャリア構成理論の3つのテーマとキャリアアダプタビリティの4つの次元をしっかり押さておきたい(養成講座テキストのサビカスの章に載っている)。でも、この問題は難しすぎ。

キャリアアダプタビリティの4つの次元のこの手の問題に対処するための覚え方〜関心、統制、好奇心はいずれも「未来」に対してのこと。自信も「自らの願望」(=未来)に対して。4つの次元はいずれも「未来志向」。したがって「現在志向」としている選択肢3が誤り(ちょっと苦しいか)。



問8ー正答1

各回の過去問を繰り返しながら、養成講座テキストのキャリア理論の分冊を繰り返し読めば(通読でなくて、出題箇所の拾い読みでOK)、選択肢1はクランボルツだということが、すぐに出てくるようになります。



問9ー正答4

同じく、ダグラスホールの章を見れば答えが出てきます。

プロティアンキャリアって、スーパーもサビカスもハンセンも同じようなことを言っているような気がします。キャリアを歩む人が、自分の人生を「どう生きたいのか」ってことが大切...みたいな。逆にキャリアを「客観的な側面から見るのが大切」的な出題はない。パーソンズ、ホランドなどの「人と環境のより良い適合」的な理論が反対用語になるのかな。



問10ー正答1【ややむずかしい】

一見、全部正解に見えますが、選択肢1の「青年への過渡期」が正しくは「成人への過渡期」。なお、私の持っている養成講座テキストに掲載されている「ライフサイクルとストレス」の表からは正答が導けない。

以下のサイト「そうだ!今からはメンタルだ!」は頼りになります。とてもわかり易くエリクソン、レビンソン、ユング、スーパーの発達理論を説明してくれています。短くまとまっているので、何度でも読みたい。


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